高校野球・夏の秋田予選 能代、明桜、秋田が有力も本命不在の戦国大会か【2016年】

2016年7月12日(火)から開幕する高校野球選手権秋田大会。昨年は秋田商が優勝し2年ぶり18回目の甲子園出場を決めましたが2016年度はどのような大会になるのでしょうか。2015年秋季大会、2016年春季大会の振り返りと2016年夏の注目校、組み合わせを見ていきたいと思います。

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2015年秋季秋田大会

ベスト8に進出したのは能代、秋田西、由利工、大館鳳鳴、能代松陽、秋田中央、秋田修英、秋田。能代−秋田西は、1-1で迎えた6回表、能代は3点を奪い勝ち越しに成功。秋田西も8回裏に1点を返しますが9回表、能代はさらに3点を追加。6点差をつけられた秋田西は9回裏に3得点を挙げて追い上げますが、逃げ切った能代が7-5で勝ちました。

由利工−大館鳳鳴は、4回裏に1点を先制した大館鳳鳴が終盤にも追加点を挙げ、5-0の完封勝ち。能代松陽−秋田中央は、初回に2点を先制した能代松陽が、4回までに7得点。そのリードを守り切った能代松陽が7-2で勝ちました。秋田修英−秋田は、1-1で迎えた4回表に秋田修英が1点を勝ち越し。しかし秋田はその裏に1点を返して同点にすると5回裏に2点を勝ち越し。6回裏にも2点を追加した秋田が6-4で勝利。

準決勝の大館鳳鳴−能代は、3回表に1点を先制した大館鳳鳴が8回を終了して5-3でリード。粘る能代は9回裏、一気に3点を奪って6-5で逆転サヨナラ勝ち。能代松陽−秋田は、1回表に1点を先制した能代松陽が、同点に追いつかれた直後の3回表に1点を勝ち越し。しかし秋田も3回裏に3点を挙げて逆転すると6回、7回にも追加点。6-2で秋田が快勝しました。

能代−秋田の決勝戦は、2点ずつ取り合って迎えた3回裏に秋田が1点を勝ち越し。5回裏にも追加点を挙げた秋田が能代の反撃をかわし5-3で勝って優勝を決めました。秋田と能代、3位決定戦で勝った能代松陽は東北大会に出場しましたが3チームとも初戦敗退という残念な結果に終わってしまいました。

2016年春季秋田大会

ベスト8に進出したのは大館国際、秋田中央、横手、能代、明桜、能代松陽、大館鳳鳴、大曲工。大館国際−秋田中央は、初回に3点を先制した秋田中央が、1点差に詰められた直後の4回裏にも3点を奪って大館国際を突き放すと、4回以降も追加点を奪い9-2の8回コールド勝ち。横手−能代は、3回裏に1点を先制した能代が終始主導権を握り7-1で快勝。

明桜−能代松陽は、3回表に2点を先制した明桜が5回表にも1点を追加。能代松陽に1点も与えなかった明桜が3-0の完封勝ち。大館鳳鳴−大曲工は、大曲工が5回裏に1点を奪って先制。この1点を最後まで守り切った大曲工が1-0で勝ち、投手戦を制しました。

準決勝の能代−秋田中央は、初回に能代が2点を先制しますが、2回裏に秋田中央が3点を奪い逆転。逆転された能代は4回表に同点に追いつくと、6回表に1点を勝ち越し。さらに8回表にも1点を追加した能代が5-4で勝ちました。大曲工−明桜は、3回表に大曲工が1点を先制しますが、その裏に3点を返して逆転した明桜が大曲工を突き放し8-2で勝って決勝にコマを進めました。

明桜−能代の決勝戦は、序盤から激しい点の奪い合い。7-4と3点リードの能代は5回裏に1点、7回裏に5点を奪って9点差に。明桜も9回表に5点を返して反撃しましたが、13-9の打撃戦を制した能代が優勝しました。能代と明桜、3位決定戦で勝った大曲工は東北大会に出場。能代と大曲工は初戦敗退。18-12のものすごい打撃戦の末、東海大山形(山形)を下して初戦を突破した明桜は、準々決勝で仙台育英(宮城)にコールド負けを喫して準決勝に進むことはできませんでした。

秋田商(公立・秋田市)

昨年代表校ですが昨秋、今春とも地区予選で敗退。2季連続で県大会まで勝ち上がることすらできずに苦戦中。昨夏の甲子園を経験したメンバーも残っていますので簡単には負けないはず。前年王者としての意地をどこまで見せてくれるのか期待したいです。優勝すれば2年連続19回目の甲子園です。

能代(公立・能代市)

昨秋準優勝、今春優勝。失点が少し多めな投手陣に多少の不安は残りますが、中軸を打つ若狭竜正、杉渕英佑選手らを中心とし春の決勝戦で明桜から13点を奪った攻撃力は楽しみ。春に続く2季連続優勝で24年ぶり5回目の甲子園出場を狙います。

明桜(私立・秋田市)

今春は県大会準優勝で東北大会にも出場。県大会では準優勝はしたものの地区予選の秋田中央戦で16失点、県大会決勝の能代戦で13失点、東北大会の東海大山形(山形)戦で12失点、仙台育英(宮城)戦で8失点と失点の多さが目立ち投手陣の整備が必要。このままでは県大会を勝ち上がるのは厳しそう。打撃力はあるだけに投手陣のデキ次第か。優勝すれば7年ぶり9回目の甲子園。

秋田(公立・秋田市)

昨秋の県大会を制しましたが今春は地区予選で敗退。金沢龍介選手はエースでありながらショートも守り、打っては中軸を任されるなど身体能力の高さで注目選手としても名前が挙がっています。チーム自体は派手な勝ち方をするわけではありませんが一戦一戦確実に戦い、13年ぶり20回目の甲子園を目指します。

能代松陽(公立・能代市)

昨秋は準決勝で秋田に敗れるも3位決定戦で大館鳳鳴に勝ち東北大会に出場。今春は準々決勝で敗退しましたが安定した成績を残しています。打撃力が売りのチームでもありますが春は投手陣が安定。投手陣が好調をキープしていれば優勝争いにも絡んできそうです。2013年春に能代商と能代北の統合により校名は変わりましたが能代商時代以来、5年ぶり4回目の甲子園を狙います。

大館鳳鳴(公立・大館市)

昨秋ベスト4、今春ベスト8。秋の準決勝は能代に5-6、春の準々決勝は大曲工に0-1で惜しくも敗れており決して力負けしたわけではない。キレのある直球とスライダーを武器とするサウスポーのエース、佐藤宏樹投手はドラフト候補としても名前が挙がっている好投手。春の県大会は4試合で6失点の投手陣を中心とした守りの野球で夏は初の甲子園を目指します。

秋田中央(公立・秋田市)

昨秋ベスト8、今春ベスト4。春は地区予選で打線が大爆発。秋田工、明桜相手に2試合連続で16得点。打撃戦では打ち勝つ強さを見せましたが、4-5で敗れた県大会準決勝のような接戦をどう戦うかがポイントとなりそう。優勝すれば秋田市立時代以来、42年ぶり5回目の甲子園。

大曲工(公立・大仙市)

昨秋は2回戦敗退、今春はベスト4。春は県大会に入ってから投手陣が好調で、準決勝の明桜戦は8点を許しましたがそれ以外の4試合の総失点はわずか2点。特に東北大会の1回戦に先発した鈴木理公投手は、仙台育英(宮城)を2失点に抑える好投を見せ、夏の県大会でも注目したい投手。堅い守りで夏は初めての甲子園を目指します。

能代や明桜、秋田が有力も決め手に欠け本命不在の大会か

秋準優勝で春を制した能代、春準優勝の明桜、秋優勝の秋田が中心となる大会になりそうだが、どのチームも地区予選の段階で一度は負けているなど決め手に欠けており本命不在の大混戦の大会となる可能性も十分にありそう。そうなってくると二番手グループの能代松陽、秋田中央、大館鳳鳴、大曲工などもチャンス。また甲子園出場経験のある金足農や角館の勢いがつけば面白い存在になるかもしれない。こういった混戦の大会になれば、有力校が潰し合っている間にノーマークのチームがスルスルと抜け出してくることもあるので見どころが多い大会となりそうです。

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2016年高校野球選手権秋田大会 組み合わせ

【抽選日】6月23日(木)
【使用球場】こまちスタジアム・さきがけ八橋球場・山田久志サブマリンスタジアム・グリーンスタジアムよこて

【1回戦】
7/12 秋田高専 4-15 湯沢
7/13 本荘 3-5 大曲農
7/13 秋田商 8-1 雄物川
7/15 羽後 2-15 秋田工
7/15 由利工 4-1 由利
7/15 大曲 7-0 能代西
7/15 六郷 1-6 大館桂桜
7/13 増田 5-3 秋田西
7/13 秋田修英 7-0 男鹿海洋
7/15 西目 5-7 能代工
7/15 金足農 12-2 花輪
7/15 平成 10-0 二ツ井・小坂(連合)
7/15 五城目 7-0 新屋
7/13 西仙北 0-12 角館
7/13 矢島・雄勝(連合) 4-6 仁賀保
【2回戦】
7/16 能代 6-3 湯沢
7/16 大曲農 1-3 秋田商
7/18 横手城南 4-3 秋田工
7/18 由利工 3-5 大館国際
7/18 大館鳳鳴 0-2 大曲
7/18 大館桂桜 4-2 男鹿工
7/16 秋田 13-1 横手清陵
7/16 増田 1-3 大曲工
7/16 秋田中央 2-3 秋田修英
7/16 秋田北鷹 4-9 湯沢翔北
7/18 大曲農太田 2-10 能代工
7/18 金足農 7-4 横手
7/18 能代松陽 7-6 平成
7/18 五城目 2-6 十和田
7/16 秋田南 1-8 角館
7/16 仁賀保 0-17 明桜
【3回戦】
7/19 能代 5-12 秋田商
7/20 横手城南 2-3 大館国際
7/20 大曲 3-4 大館桂桜
7/19 秋田 1-3 大曲工
7/19 秋田修英 6-4 湯沢翔北
7/20 能代工 6-5 金足農
7/20 能代松陽 10-3 十和田
7/19 角館 4-3 明桜
【準々決勝】
7/22 秋田商 2-3 大館国際
7/22 大館桂桜 3-5 大曲工
7/22 秋田修英 4-5 能代工
7/22 能代松陽 0-1 角館
【準決勝】
7/23 大館国際 0-2 大曲工
7/23 能代工 0-7 角館
【決勝】
7/25 大曲工 8-7 角館
※大曲工は初出場


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⇒【北北海道】2連覇を狙う白樺学園が優勝候補筆頭か 旭川西も実力上位
⇒【南北海道】札幌第一、北海道栄、駒大苫小牧が優勝争いの軸か
⇒【青森】選抜出場組の光星と青森山田がリード。春優勝の八戸西も注目
⇒【岩手】盛岡大付・一関学院・花巻東が軸 選抜出場の釜石は少し厳しいか
⇒【山形】酒田南や鶴岡東など打撃力のあるチームが有利か
⇒【宮城】仙台育英、東北、東陵の三つ巴か
⇒【福島】10連覇を狙う絶対王者の聖光学院VS全チームか

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