高校野球・夏の茨城予選 優勝争いに名乗りを上げてきた石岡一の戦いに注目【2016年】

2016年7月7日(木)から開幕する高校野球選手権茨城大会。昨年は霞ケ浦が優勝し初の甲子園出場を決めましたが2016年度はどのような大会になるのでしょうか。2015年秋季大会、2016年春季大会の振り返りと2016年夏の注目校、組み合わせを見ていきたいと思います。

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2015年秋季茨城大会

ベスト8に進出したのは石岡一、常総学院、霞ケ浦、藤代、太田一、水城、日立一、波崎柳川。石岡一−常総学院は、常総学院が5回裏に1点を先制。1-0のまま迎えた8回裏にも1点を追加した常総学院が2-0で完封勝ち。霞ケ浦−藤代は、3回裏に藤代が2点を先制。リードされた霞ケ浦は5回表に2点を返し同点とすると6回表に1点を勝ち越し。しかし、藤代も7回裏に1点を返して再び同点に。霞ケ浦は9回表に1点を勝ち越し、これが決勝点となって4-3で霞ケ浦が勝ちました。

太田一−水城は、初回に水城が1点を先制。7回まで無得点だった太田一は8回表に1点を返すと9回表にも1点を追加し逆転に成功。9回裏の水城の攻撃を無失点で抑えた太田一が2-1で逆転勝利。日立一−波崎柳川は、3-2と日立一が1点リードで迎えた5回表に一気に5点を奪い波崎柳川を突き放した日立一が9-4で勝ちました。

準決勝の常総学院−日立一は、1回表に常総学院が2点を先制すると、その後も追加点を重ね8-0の7回コールドで日立一を下しました。太田一−霞ケ浦は、両チーム無得点のまま迎えた6回裏、霞ケ浦がようやく1点を先制。反撃したい太田一でしたが、最後まで得点を奪うことができず1-0で霞ケ浦が勝ちました。

常総学院−霞ケ浦の決勝戦は、初回に1点を奪った常総学院が3回表にも1点を挙げ2-0でリード。このまま常総学院が逃げ切るかと思われた8回裏に霞ケ浦は一気に3点を返して逆転に成功。逃げ切った霞ケ浦が3-2で勝ち、優勝しました。霞ケ浦と常総学院は関東大会に出場。霞ケ浦は初戦を突破しましたが、準々決勝で東海大甲府(山梨)にコールド負け。常総学院は決勝で木更津総合(千葉)に延長の末、惜しくも敗れましたが準優勝となりセンバツ出場の切符を手にしました。

2016年春季茨城大会

ベスト8に進出したのは常総学院、藤代、常磐大高、水戸商、土浦日大、霞ケ浦、石岡一、取手松陽。常総学院−藤代は、1回表に常総学院が2点を先制。5回裏に藤代に1点を返されますが、6回以降は常総学院が追加点を重ね8-2で勝利。常磐大高−水戸商は、初回に常磐大高が1点を先制しますが、3回裏に水戸商が2点を奪い逆転。このリードを守り切った水戸商が2-1で勝ちました。

土浦日大−霞ケ浦は、土浦日大が2-1と1点リードで迎えた6回裏、霞ケ浦は1点を返して同点に追いつくと8回裏に3点を挙げて勝ち越し。9回表に土浦日大も1点を返しましたが5-3で霞ケ浦が勝ちました。石岡一−取手松陽は、0-0で迎えた8回表に石岡一が2点を奪い均衡を破ると9回表にも2点を追加。4-0で石岡一が完封勝ちを収めました。

準決勝の常総学院−水戸商は、5回表に1点を先制した常総学院が6回表にも1点を追加。8回裏に水戸商も1点を返しますが、逃げ切った常総学院が2-1で勝ち、決勝進出を決めました。石岡一−霞ケ浦は、3回に両チームとも3点ずつを取り合って迎えた5回裏、霞ケ浦が1点を勝ち越し。しかし石岡一も粘りを見せ8回表に同点に追いつき延長戦に。12回表に1点を勝ち越した石岡一が5-4で霞ケ浦を下しました。

石岡一−常総学院の決勝戦は、常総学院が2点リードで迎えた8回表、石岡一が一気に3点を奪い逆転に成功。優勝が見えた石岡一でしたが9回裏に2点を失い、4-3で常総学院が逆転サヨナラ勝ちで優勝を決めました。常総学院と石岡一は関東大会に出場。常総学院が初戦敗退でしたが、石岡一は前橋(群馬)に7-4で勝ち初戦は突破しましたが2回戦で東海大市原望洋(千葉)に逆転負けを喫してしまいました。

霞ケ浦(私立・阿見町)

昨年代表校で昨秋の県大会も優勝。今春はベスト4。秋の準々決勝から決勝まですべて1点差での勝利。春も僅差の試合が多く、圧勝も大敗も少なく安定したチーム。注目選手として名前も挙がっている小川翔平選手や根本薫選手など、悲願の甲子園初出場を決めた昨夏からのメンバーも多く残り経験値は高い。昨年に続き2年連続2回目の甲子園を狙います。

常総学院(私立・土浦市)

昨秋は決勝で逆転負けを喫して準優勝に終わりましたが、今春の決勝は逆転サヨナラ勝ちで優勝。関東大会では千葉黎明にコールド負けし不安な部分も多少はありますが、キレのある速球と制球力でドラフト候補に挙げられている左腕の鈴木昭汰投手と右腕の樫村雄大投手。センバツでは継投したこの左右の二枚看板に加え、2年生ながら来年のドラフト候補として注目されるスラッガーの宮里豊汰選手など戦力は充実しており優勝争いの本命になりそう。昨夏は4回戦で敗退した悔しさをバネに3年ぶり16回目の甲子園を目指します。

石岡一(公立・石岡市)

昨秋ベスト8、今春は準優勝。関東大会でも1勝を挙げ、一気に優勝争いに割り込んできた全国的には無名の公立高校。過去の成績を遡ると、現3年生が1年時の2014年夏から6季連続でベスト8以上で着実に実績を積み上げています。常総学院や霞ケ浦との対戦でもほとんど1点差の勝負をしており非常に楽しみなチーム。関東大会に出場したことで他チームからのマークは厳しくなるかもしれませんが、春夏通じて初の甲子園を狙えるだけの戦力はありそうです。

藤代(公立・取手市)

昨秋、今春ともにベスト8。攻撃力があり得点力は高いので春の準々決勝、常総学院戦のように大量失点を許さず、投手陣が踏ん張ることができれば優勝争いに絡んでくる可能性は十分。注目選手として名前が挙がっている選手はいないようですがチームワークで2年ぶり4回目の甲子園を狙います。

水戸商(公立・水戸市)

昨秋は2回戦で敗退、今春はベスト4。強肩捕手・野本浩喜選手がリードする投手陣は安定感抜群。失点は非常に少ないのですが、得点も少ないのが不安な点です。得点力がもう少し上がれば春以上の成績も期待できそうです。優勝すれば16年ぶり11回目の甲子園です。

つくば秀英(私立・つくば市)

昨秋は県大会1回戦、今春は地区予選で敗退しており優勝争いに絡んでくるのは厳しそうですが、プロ注目の長井良太投手のピッチングに期待したい。キャッチャーからピッチャーに転向したのは高校に入ってからですが、最速はなんと149キロ。球速だけなら全国クラスの長井投手が相手打線をねじ伏せるようだと面白い存在になりそうです。どこまで勝ち上がれるか分かりませんが、注目したいチームです。優勝すれば春夏通じて初の甲子園です。

明秀日立(私立・日立市)

今春は2回戦敗退。旧チームは2014年秋から3季連続ベスト4以上(うち2回は準優勝)と甲子園が視野に入る位置まで躍進。その旧チームのメンバーに入っていた選手が残っているのが大きい。特に主砲の細川成也選手は注目選手として名前が挙がっている長距離砲。打線は強いので投手力が安定すれば上位進出も。優勝すれば春夏通じて初の甲子園。

関東大会で1勝を挙げ勢いのある石岡一の戦いに注目

春季大会が始まるまではセンバツ出場の常総学院、昨年覇者の霞ケ浦、2年前の代表校の藤代あたりを中心とした優勝争いが展開されるのではと予想されていましたが、春季大会で最後の最後まで常総学院を苦しめ、準優勝だった石岡一が一気に優勝争いに名乗りを上げてきました。関東大会では1勝を挙げ、敗れた東海大市原望洋(千葉)戦でも7回までリードするなど実力は十分。常総学院や霞ケ浦にとっても怖い存在となりそうです。ドラフト候補として名前の挙がっている長井良太投手のつくば秀英、鈴木彩斗投手の日立一、海野貴嗣投手の水戸葵陵の戦いなども楽しみです。

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2016年高校野球選手権茨城大会 組み合わせ

【抽選日】6月23日(木)
【使用球場】水戸市民球場・ひたちなか市民球場・日立市民球場・笠間市民球場・茨城県営球場

【1回戦】
7/7 土浦湖北 7-3 茨城キリスト
7/8 茨城東 2-3 江戸崎総合
7/8 勝田 1-0 東海
7/8 鹿島学園 7-2 茨城高専
7/8 水海道二 5-1 波崎
7/8 取手一 8-0 土浦工
7/8 海洋 7-1 水戸桜ノ牧常北校
7/8 藤代紫水 10-1 岩瀬日大
7/8 古河二 0-8 つくば秀英
7/8 鉾田一 11-1 鉾田二
7/8 小瀬 3-5 下館一
7/8 守谷 5-4 鹿島
7/9 八千代 2-3 玉造工
7/9 総和工 7-9 日立工
7/9 笠間 4-8 多賀
7/9 佐竹 14-8 明野
7/9 つくば工科 4-2 坂東総合
7/9 茨城 0-10 下妻二
7/9 高萩清松 0-9 水戸一
7/9 石下紫峰 3-15 磯原郷英
7/9 麻生 6-11 土浦二
7/9 勝田工 35-2 潮来
7/9 常陸大宮 0-11 つくば国際
7/9 岩井 11-1 那珂湊
7/10 友部・神栖・石岡商(連合) 3-9 下館工
7/10 鬼怒商 1-8 江戸川学園
7/10 日立北 4-3 水戸工
7/10 古河三 1-2 明秀日立
7/10 土浦三 8-3 日立商
7/10 那珂 1-2 つくば国際大東風
7/10 水戸桜ノ牧 8-1 結城一
7/10 水城 7-0 伊奈
7/10 竜ヶ崎南 3-2 真壁
7/10 三和 0-9 東洋大牛久
7/10 土浦一 8-3 高萩
7/10 取手二 7-3 水戸農
【2回戦】
7/12 常総学院 2-0 土浦湖北
7/12 江戸崎総合 9-2 佐和
7/12 境 7-1 勝田
7/12 鹿島学園 2-5 中央
7/12 日立一 8-7 水海道二
7/12 取手一 2-1 科技学園日立
7/12 海洋 0-5 藤代紫水
7/12 つくば秀英 2-4 常磐大高
7/12 水戸商 4-0 鉾田一
7/12 下館一 10-5 大子清流
7/12 水戸啓明 6-2 守谷
7/12 玉造工 3-4 竜ヶ崎一
7/13 藤代 11-1 日立工
7/13 多賀 5-0 緑岡
7/13 佐竹 10-3 つくば工科
7/13 下妻二 6-0 牛久栄進
7/13 霞ケ浦 3-0 水戸一
7/13 磯原郷英 2-4 牛久
7/13 下妻一 7-3 土浦二
7/13 勝田工 6-4 岩瀬
7/13 太田一 1-2 つくば国際
7/13 岩井 1-3 波崎柳川
7/13 下館工 3-2 江戸川学園
7/13 日立北 7-4 土浦日大
7/14 石岡一 0-1 明秀日立
7/14 土浦三 2-5 水海道一
7/14 古河一 3-4 つくば国際大東風
7/14 水戸桜ノ牧 2-1 清真学園
7/14 取手松陽 1-2 水城
7/14 竜ヶ崎南 2-8 筑波
7/14 東洋大牛久 3-4 土浦一
7/14 取手二 0-4 水戸葵陵
【3回戦】
7/17 常総学院 14-2 江戸崎総合
7/17 境 5-7 中央
7/17 日立一 0-3 取手一
7/17 藤代紫水 2-4 常磐大高
7/17 水戸商 11-4 下館一
7/17 水戸啓明 6-9 竜ヶ崎一
7/17 藤代 1-2 多賀
7/17 佐竹 0-10 下妻二
7/18 霞ケ浦 8-2 牛久
7/18 下妻一 6-7 勝田工
7/18 つくば国際 3-4 波崎柳川
7/18 下館工 6-8 日立北
7/18 明秀日立 12-5 水海道一
7/18 つくば国際大東風 2-1 水戸桜ノ牧
7/18 水城 17-5 筑波
7/18 土浦一 2-5 水戸葵陵
【4回戦】
7/21 常総学院 8-3 中央
7/21 取手一 4-6 常磐大高
7/21 水戸商 4-6 竜ヶ崎一
7/21 多賀 4-8 下妻二
7/21 霞ケ浦 7-0 勝田工
7/21 波崎柳川 5-2 日立北
7/21 明秀日立 9-2 つくば国際大東風
7/21 水城 4-3 水戸葵陵
【準々決勝】
7/23 常総学院 8-1 常磐大高
7/23 竜ヶ崎一 4-6 下妻二
7/23 霞ケ浦 5-4 波崎柳川
7/23 明秀日立 4-0 水城
【準決勝】
7/25 常総学院 6-2 下妻二
7/25 霞ケ浦 1-3 明秀日立
【決勝】
7/26 常総学院 1-0 明秀日立
※常総学院は3年ぶり16回目


◆関東地区の注目校や組み合わせはコチラ
⇒【栃木】上位チームの力は拮抗。真岡工や矢板中央もチャンスか
⇒【群馬】桐生第一、前橋育英、健大高崎、樹徳が4強か
⇒【埼玉】急成長の山村学園の戦いに注目!花咲徳栄と浦和学院が軸か
⇒【千葉】選抜出場の木更津総合が最有力。成田や習志野も不気味な存在
⇒【東東京】秋春の都大会優勝の関東一と準優勝の二松学舎大付がリードか
⇒【西東京】清宮幸太郎擁する早稲田実、2年連続の甲子園なるか
⇒【神奈川】藤平尚真、石川達也を擁する横浜が一歩リードか
⇒【山梨】◎本命は東海大甲府〇対抗は日本航空

◆その他の地区はコチラから
高校野球 夏の選手権予選・各地方大会の日程


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