高校野球・夏の栃木予選 上位チームの力は拮抗。初出場を狙う真岡工や矢板中央もチャンスか【2016年】

2016年7月9日(土)から開幕する高校野球選手権栃木大会。昨年は作新学院が優勝し5年連続11回目の甲子園出場を決めましたが2016年度はどのような大会になるのでしょうか。2015年秋季大会、2016年春季大会の振り返りと2016年夏の注目校、組み合わせを見ていきたいと思います。

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2015年秋季栃木大会

ベスト8に進出したのは青藍泰斗、文星芸大付、作新学院、栃木翔南、白鴎大足利、栃木、国学院栃木、真岡工。青藍泰斗−文星芸大付は、5回を終了して0-0と投手戦でしたが6回以降は一転して打撃戦に。6回裏に文星芸大付が1点を先制するも、7回表に青藍泰斗が2点を奪って逆転。しかし、8回裏に文星芸大付が一挙6得点を挙げ7-2と5点リード。それでも粘る青藍泰斗は9回裏に5点を返して同点に。追いつかれた文星芸大付は9回裏に1点をもぎ取り8-7でサヨナラ勝ち。

作新学院−栃木翔南は、2回表に2点を先制した作新学院が3回表に7点、4回表にも5点を奪い大量リード。栃木翔南も3点を返しましたが14-3の5回コールドで作新学院が勝ちました。白鴎大足利−栃木は、4回までに9点を奪った白鴎大足利が栃木に5点は取られましたが11-5で勝利。国学院栃木−真岡工は、初回に3点、2回裏にも2点を追加した真岡工が逃げ切って6-1で準決勝進出を決めました。

準決勝の作新学院−文星芸大付は、3回裏に文星芸大付が1点を先制。6回裏にも1点を追加した文星芸大付が作新学院の反撃を1点に抑え2-1で勝ちました。真岡工−白鴎大足利は、1-1の同点で迎えた9回表に真岡工が1点を勝ち越しましたが、9回裏に2点を挙げた白鴎大足利が3-2の逆転サヨナラ勝ちで決勝進出を決めました。

白鴎大足利−文星芸大付の決勝戦は、1回裏に文星芸大付が1点を先制。白鴎大足利も2回表に1点を返し同点とすると試合は膠着状態に。1-1のまま迎えた延長11回表、白鴎大足利が1点を勝ち越し。11回裏の文星芸大付を無得点に抑えた白鴎大足利が2-1で勝ち、優勝しました。白鴎大足利と文星芸大付は関東大会に出場しましたが、白鴎大足利は延長15回、文星芸大付は延長14回の末に敗れて初戦敗退となってしまいました。

2016年春季栃木大会

ベスト8に進出したのは作新学院、栃木工、国学院栃木、文星芸大付、青藍泰斗、真岡工、矢板中央、栃木。作新学院−栃木工は、5回表に作新学院が1点を先制するも5回裏に栃木工が2点を挙げてすぐさま逆転。しかし今度は作新学院が6回表に3点を奪って再逆転。4-2と作新学院リードで迎えた8回裏、栃木工が一挙6得点のビッグイニングで再び試合をひっくり返して8-5で作新学院を下しました。

国学院栃木−文星芸大付は、2-2の同点で迎えた5回裏に2点を勝ち越した文星芸大付が4-2で勝って準決勝進出。青藍泰斗−真岡工は、初回に2点を先制した青藍泰斗が、真岡工に一度もリードを許すことなく9-1で快勝。矢板中央−栃木は、中盤まで点を取り合って5-4と矢板中央が1点をリード。6回表、8回表に1点ずつを追加し、栃木を突き放した矢板中央が7-4で勝ちました。

準決勝の栃木工−文星芸大付は、2回裏に3点を先制した文星芸大付が5点を追加。栃木工も6回表に1点を返しますが8-1の7回コールドで文星芸大付が決勝進出。矢板中央−青藍泰斗は、初回に1点を先制した青藍泰斗が5回裏にも1点を追加。矢板中央は8回表に1点を返し追い上げますが、反撃届かず。2-1で逃げ切った青藍泰斗が決勝へコマを進めました。

文星芸大付−青藍泰斗の決勝戦は、両チーム無得点のまま延長戦に突入する投手戦に。しかし、延長戦に入った直後の10回表、文星芸大付がようやく1点を奪い均衡を破る。10回裏の青藍泰斗の攻撃を無得点で抑えた文星芸大付が1-0の完封勝ちで優勝しました。

文星芸大付と青藍泰斗は関東大会に出場。青藍泰斗は初戦で前橋育英(群馬)にコールド負け。文星芸大付は初戦は二松学舎大付(東京)から10点を奪って勝ちましたが、準々決勝で日本航空(山梨)に1-4で惜しくも敗れてしまいました。

作新学院(私立・宇都宮市)

昨年代表校。昨年のチームから比べると少し物足りなさを感じる成績だが、それでも昨秋ベスト4、今春ベスト8と好成績を収めています。140キロ右腕の今井達也投手は注目選手として名前も挙がっている好素材。それに加え185cmの入江大生投手など戦力は整っています。大量失点を許すことも少なく、安定した戦いぶりで6年連続12回目の甲子園を目指します。

文星芸大付(私立・宇都宮市)

昨秋準優勝、今春優勝。秋は決勝で白鴎大足利に延長11回の末、1-2で敗れて優勝はなりませんでしたが、今春の決勝は青藍泰斗を延長10回の末、1-0で破り優勝しました。エースの佐藤良亮投手をはじめとする現3年生は2年前の秋の1年生大会で優勝しており、最後の夏に懸ける想いは強いでしょう。文星芸大付は終盤での点の取り合いや、劇的な試合をする印象があり楽しみなチームでもあります。優勝すれば9年ぶり11回目の甲子園です。

白鴎大足利(私立・足利市)

昨秋は優勝し関東大会にも出場しましたが、今春は1回戦敗退。しかし、秋の県大会準決勝での逆転サヨナラ勝ちや、延長11回の接戦を制した決勝戦。惜しくも敗れましたが関東大会、日本航空(山梨)との延長15回の激闘など簡単には負けない強さも見せました。投打の中心となる水野敦之選手や、2年生ながら来年のドラフト候補として名前の挙がっている長距離砲・秋智也選手など楽しみな選手も多いです。優勝すれば8年ぶり4回目の甲子園。

青藍泰斗(私立・佐野市)

昨秋ベスト8、今春準優勝。秋は準々決勝で7-8、春は決勝で0-1とともに文星芸大付に敗れましたが互角の戦いを展開。球威のある球を投げる板垣理音投手を中心とした投手陣の踏ん張り次第で優勝も視野に入ってきそう。優勝すれば葛生時代以来、26年ぶり2回目の甲子園出場です。

真岡工(公立・真岡市)

昨秋ベスト4、今春ベスト8。昨秋は準決勝でサヨナラ負けを喫しましたが白鴎大足利をあと一歩のところまで追い詰めました。春は失点が多めだったので不安要素になってしまいそうですが、秋のように失点を少なくすることができれば優勝争いに絡んでくる可能性も十分。優勝すれば夏は初の甲子園。

国学院栃木(私立・栃木市)

昨秋、今春ともにベスト8。ベスト8の壁を破ることはできませんでしたが得点力は高いので、夏の暑さを考えると序盤はしのいで相手投手が疲れてきた後半に一気に勝負をかけたいところ。メンバーは変わっていますが昨夏の準優勝の悔しさを晴らすことができるか。優勝すれば31年ぶり2回目の甲子園です。

佐野日大(私立・佐野市)

昨秋、今春ともに2回戦敗退も敗れた相手は文星芸大付と作新学院。成績だけを見ると厳しそうだが、注目選手が多いだけに一発逆転の可能性も秘めています。ピッチャーでは140キロ超えの永沢楽投手と181cmの2年生、中山貴史投手。野手では五十幡亮汰選手の評価が高い。特に五十幡選手は、陸上部に所属していた中学時代にはサニブラウン・アブデル・ハキーム選手にも勝っている俊足の持ち主。五十幡選手が塁上を駆け巡るようだとチームも乗ってくるはずです。2010年以来6年ぶり7回目の甲子園を狙います。

矢板中央(私立・矢板市)

今春の県大会では1回戦で白鴎大足利に8-2で快勝。2回戦の宇都宮清陵戦は12-0、準々決勝の栃木戦は7-4で勝ち、得点力の高さが目立ちます。準決勝は青藍泰斗に1-2と惜敗し、ベスト4止まりでしたが互角の戦いができることを証明しました。サッカー部だけじゃないところを見せられるか。優勝すれば春夏通じて初の甲子園です。

混戦状態から抜け出すのは作新?文星?それとも…

6年連続の甲子園を狙う作新学院や文星芸大付、青藍泰斗、白鴎大足利など県大会で上位に進出したチームが優勝候補に挙げられそうだが、昨秋、今春とも準々決勝以降は3点差以内の競り合った試合が多く上位チームの力は拮抗してると思われます。混戦模様になれば多数の好選手を擁する佐野日大や、初の甲子園出場を目指す真岡工、矢板中央にも十分チャンスがありそう。前評判の高いチームが優勝するのか、まったくノーマークだった意外なチームが優勝するのか興味深い大会となりそうです。

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2016年高校野球選手権栃木大会 組み合わせ

【抽選日】6月22日(水)
【使用球場】栃木県総合運動公園野球場・宇都宮清原球場・栃木市総合運動公園硬式野球場

【1回戦】
7/11 文星芸大付 4-1 石橋
7/11 宇都宮白楊 10-3 足利清風
7/10 益子芳星 1-9 宇都宮北
7/10 那須清峰 9-8 小山西
7/11 栃木農 5-6 高根沢
7/11 宇都宮清陵 16-7 幸福の科学学園
7/11 大田原 4-0 黒磯南
7/11 宇都宮 0-12 作新学院
7/12 足利工大付 6-3 鹿沼
7/12 今市 0-10 佐野日大
7/12 宇都宮南 5-7 真岡北陵
7/12 足利南 4-0 小山南
7/12 佐野 1-0 小山北桜
7/12 今市工 49-0 日光明峰
7/12 白鴎大足利 2-0 真岡工
7/12 栃木 7-8 茂木
7/12 足利 8-4 鹿沼南
7/14 那須拓陽 10-1 壬生
7/14 栃木商 9-1 佐野東
7/14 上三川 1-4 矢板
7/15 鹿沼東 7-8 鹿沼商工
7/15 小山高専 2-6 黒磯
7/14 さくら清修 2-4 栃木工
7/14 国学院栃木 9-2 宇都宮商
7/14 宇都宮東 0-16 真岡
7/15 馬頭 0-24 佐野松桜
7/15 烏山 1-8 矢板東
7/15 小山 3-8 黒羽
7/15 宇都宮工 3-0 宇都宮短大付
7/15 足利工 13-3 那須・那須海城(連合)
7/15 栃木翔南 0-8 青藍泰斗
【2回戦】
7/16 文星芸大付 11-1 宇都宮白楊
7/16 宇都宮北 7-0 那須清峰
7/16 高根沢 3-8 宇都宮清陵
7/16 大田原 0-15 作新学院
7/16 矢板中央 5-3 足利工大付
7/16 佐野日大 1-0 真岡北陵
7/16 足利南 1-0 佐野
7/16 今市工 3-1 白鴎大足利
7/17 茂木 8-6 足利
7/17 那須拓陽 5-6 栃木商
7/17 矢板 7-9 鹿沼商工
7/17 黒磯 4-2 栃木工
7/17 国学院栃木 9-6 真岡
7/17 佐野松桜 6-1 矢板東
7/17 黒羽 3-13 宇都宮工
7/17 足利工 1-2 青藍泰斗
【3回戦】
7/18 文星芸大付 9-2 宇都宮北
7/18 宇都宮清陵 2-10 作新学院
7/18 矢板中央 4-3 佐野日大
7/18 足利南 6-5 今市工
7/19 茂木 2-0 栃木商
7/19 鹿沼商工 0-9 黒磯
7/19 国学院栃木 11-4 佐野松桜
7/19 宇都宮工 1-2 青藍泰斗
【準々決勝】
7/21 文星芸大付 4-6 作新学院
7/21 矢板中央 8-1 足利南
7/21 茂木 13-0 黒磯
7/21 国学院栃木 6-1 青藍泰斗
【準決勝】
7/23 作新学院 10-3 矢板中央
7/23 茂木 1-11 国学院栃木
【決勝】
7/24 作新学院 15-6 国学院栃木
※作新学院は6年連続12回目


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⇒【群馬】桐生第一、前橋育英、健大高崎、樹徳が4強か
⇒【埼玉】急成長の山村学園の戦いに注目!花咲徳栄と浦和学院が軸か
⇒【千葉】選抜出場の木更津総合が最有力。成田や習志野も不気味な存在
⇒【東東京】秋春の都大会優勝の関東一と準優勝の二松学舎大付がリードか
⇒【西東京】清宮幸太郎擁する早稲田実、2年連続の甲子園なるか
⇒【神奈川】藤平尚真、石川達也を擁する横浜が一歩リードか
⇒【山梨】◎本命は東海大甲府〇対抗は日本航空

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