高校野球・夏の愛媛予選 アドゥワ誠を擁する松山聖陵、初の甲子園出場なるか【2016年】

2016年7月13日(水)から開幕する高校野球選手権愛媛大会。昨年は今治西が優勝し3年ぶり13回目の甲子園出場を決めましたが2016年度はどのような大会になるのでしょうか。2015年秋季大会、2016年春季大会の振り返りと2016年夏の注目校、組み合わせを見ていきたいと思います。

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2015年秋季愛媛大会

ベスト8に進出したのは松山商、今治西、帝京五、済美、新田、丹原、小松、川之江。松山商−今治西は、2回裏に今治西が3点を先制。松山商も3回表に1点を返すが、3回裏に今治西が1点を追加し4-1に。松山商も5回表と6回表に1点ずつ返しますが、追いつくことができずに4-3で今治西が勝利。帝京五−済美は、0-0で迎えた6回表に帝京五が2点を先制し均衡を破る。しかし済美も6回裏に2点を返して同点とすると8回裏、一気に5点を奪い7-2に。このリードを守り切った済美が勝ちました。

新田−丹原は、2回表に一挙11得点の猛攻を仕掛けた新田が、丹原を寄せ付けることなく15-0の5回コールド勝ち。小松−川之江は、1回表に小松が4点を先制。川之江も直後の1回裏に1点を返しますが、2回表に小松がさらに2点を追加。3回以降は川之江の投手陣も踏ん張り失点を許しませんでしたが、序盤のリードを守った小松が6-4で勝ちました。

準決勝の今治西−済美は、序盤から点を取り合い4回を終わって5-4で済美がリード。6回表に今治西が1点を返して同点。5-5のまま延長戦に入った10回表、今治西は3点を奪い勝ち越し。10回裏に済美も1点を返して反撃はしましたが8-6で勝った今治西が決勝に進出。小松−新田は、4回裏に2点を先制した新田が6回裏にも1点を追加。7回表に小松も1点を返しますが4-1で新田が勝ちました。

新田−今治西の決勝戦は、1回裏に3点を先制した今治西が5回を終わって8-3でリード。5点差をつけられた新田も1点ずつ返していきますが最後まで届かず8-6で勝った今治西が優勝しました。今治西、新田と3位決定戦に勝った済美が四国大会に出場。今治西と新田は準々決勝敗退。済美は準決勝に進出しましたが高松商(香川)に5-6で敗れてベスト4止まりでした。

2016年春季愛媛大会

ベスト8に進出したのは松山商、済美、西条、松山聖陵、宇和島東、新田、川之江、帝京五。松山商−済美は、両チーム2点ずつ取り合って2-2で迎えた9回表、松山商が1点を奪い勝ち越しに成功。しかし済美も9回裏に1点を返し同点となり延長戦に。11回裏に1点を挙げた済美が4-3のサヨナラ勝ち。西条−松山聖陵は、先制、中押し、ダメ押しと確実に点数を重ねた松山聖陵が11-1の7回コールド勝ち。

宇和島東−新田は、1回裏に新田が1点を先制。3回表に宇和島東も1点を返して同点に。しかし3回裏に新田が一気に6点を奪うと一方的な展開に。11-1の5回コールドで新田が勝ちました。川之江−帝京五は、3回表に川之江が3点を先制するも、帝京五は直後に追いつき逆転に成功。5回を終わって6-3で帝京五がリード。しかし6回表に1点、8回表に2点を挙げた川之江が追いつき延長戦に突入。6-6のまま迎えた13回表、川之江が1点を勝ち越し。これが決勝点となり7-6で川之江が勝ちました。

準決勝の松山聖陵−済美は、初回こそ1点ずつを取り合いましたが、4回表に松山聖陵が1点を勝ち越すと流れは松山聖陵に。済美は得点を挙げることができず、終わってみれば10-1で松山聖陵が圧勝。川之江−新田は、6-0と大きくリードして迎えた5回表、川之江はさらに5点を追加し11-0に。5回裏、新田は1点も返すことができずに11-0の5回コールドで試合終了。川之江が決勝進出を決めました。

松山聖陵−川之江の決勝戦は、1回裏に川之江が1点を先制。先制された松山聖陵は3回表に2点を奪い逆転に成功。1点を追いかける川之江は6回表に5点を奪い試合をひっくり返すと8回裏にも2点を追加。8-2で川之江が勝ち、優勝しました。川之江と松山聖陵が四国大会に出場。松山聖陵は惜しくも初戦敗退でしたが、川之江は決勝に進出。高知に4-6で負けてしまいましたが準優勝でした。

今治西(公立・今治市)

昨年代表校で昨秋の県大会も優勝。しかし、今春は地区予選の代表決定戦で今治北に1-3で敗れて県大会出場を逃しています。秋の四国大会では選抜準優勝の高松商を苦しめましたが、失点が多めなのが気になるところ。投手陣が安定してくると優勝争いができる実力は十分。2年連続14回目の甲子園を狙います。

済美(私立・松山市)

昨秋、今春ともにベスト4。昨年は1年間の対外試合禁止がありましたが、禁止明けの秋の大会では四国大会ベスト4。惜しくも選抜出場はなりませんでしたが優勝候補の一角になるのは間違いないでしょう。春の準決勝では松山聖陵に大敗を喫しましたが、強肩強打の小山一樹選手らを中心とした打撃は破壊力あり。優勝すれば3年ぶり5回目の甲子園です。

新田(私立・松山市)

昨秋準優勝、今春ベスト4。秋の県大会では14打数11安打、四国大会でも8打数7安打と驚異的な数字を残し、安打製造機とも言われている2年生の黒川貴章選手のバッティングにも注目です。チームとしても得点力がありますので波に乗ると一気に頂点に立つ可能性も。優勝すれば初めての夏の甲子園です。

松山聖陵(私立・松山市)

今春準優勝。初優勝を狙う松山聖陵で注目したいのはドラフト候補としても名前の挙がっているアドゥワ誠投手。ナイジェリア人の父と元バレーボール選手の日本人の母を持ち、身長196cmと恵まれた体格。140キロ台の速球を武器に春の準々決勝、西条戦では5安打1失点。準決勝の済美戦でも6安打1失点でチームを決勝戦に導きました。それでも成長段階で伸びしろはまだまだありそう。アドゥワ投手が投げなかった春の決勝戦は2-8で敗れており、課題もありそうですが得点力もあり非常に楽しみなチームです。優勝すれば春夏通じて初の甲子園。

川之江(公立・四国中央市)

昨秋ベスト8、今春優勝で四国大会でも準優勝の好成績。四国大会では選抜に出場した小豆島(香川)と明徳義塾(高知)にも勝つなど戦力も充実。169cmと小柄ながら多彩な変化球を武器とする糸川亮太投手のピッチングにも注目です。優勝すれば鎌倉投手でベスト4まで勝ち上がった2002年以来14年ぶり6回目の甲子園。

帝京五(私立・大洲市)

昨秋、今春ともにベスト8。秋の準々決勝では済美と終盤まで互角の戦いをし、春の準々決勝でも延長13回タイブレークの末に敗れましたが川之江の糸川投手から13安打を放ち6得点を挙げるなど展開一つで上位進出もありそう。優勝すれば初の甲子園。

松山商(公立・松山市)

昨秋、今春ともにベスト8。秋と春の準々決勝では今治西と済美に1点差で負けましたが上位に食い込む力は十分。昨夏は2回戦敗退でしたが、この時も西条に1点差負け。接戦を確実にモノにできれば15年ぶり27回目の甲子園出場も可能だと思われます。

松山聖陵、悲願の甲子園初出場なるか

今治西、新田、済美の3チームが優勝争いの中心となりそうですが、急成長を遂げているアドゥワ誠投手を擁する松山聖陵に注目したいです。アドゥワ投手が先発した春の準決勝では済美相手に10-1で完勝するなどチームとしての爆発力も魅力。高い身体能力と恵まれた体格の右腕が夏にかけてさらなる成長を遂げていれば、初の甲子園出場の可能性も十分。注目される中で普段通りのプレーが出来るかがカギになりそうなので初戦が大事になりそう。その他では昨春の選抜に出場し甲子園を沸かせた松山東や高評価を得ている渡辺潤投手擁する北条の戦いにも注目です。

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2016年高校野球選手権愛媛大会 組み合わせ

【抽選日】6月26(日)
【使用球場】坊っちゃんスタジアム・西条市ひうち球場・今治市営球場・丸山公園野球場

【1回戦】
7/15 三間 0-18 松山聖陵
7/15 東予 1-8 西条
7/16 新居浜南 11-0 松山城南
7/16 新居浜高専 0-1 松山商
7/14 帝京五 10-3 弓削商船高専
7/16 松山西 4-5 今治東
7/17 新居浜東 0-5 北条
7/15 宇和 6-0 上浮穴
7/17 吉田 8-0 西条農
7/17 丹原 2-7 今治北
7/17 八幡浜 3-7 今治工
7/18 川之石 0-11 今治南
7/16 伊予 7-3 八幡浜工
7/18 三島 5-4 三瓶
7/14 新居浜商 11-2 大洲農
7/15 今治明徳 0-8 南宇和
7/17 新居浜工 8-17 東温
7/15 宇和島南 10-6 松山東
7/15 聖カタリナ 12-2 小田
7/16 津島 0-5 済美平成
7/17 伯方 2-3 土居
7/15 新居浜西 10-5 今治北大三島
7/16 松山工 1-0 松山北
7/16 小松 8-7 宇和島東
7/17 松山南 14-7 内子
7/17 野村 5-6 愛媛大付
7/17 松山中央 6-2 大洲
7/16 北宇和 6-5 伊予農
【2回戦】
7/18 川之江 1-5 松山聖陵
7/18 西条 6-5 新居浜南
7/19 松山商 4-3 帝京五
7/19 今治東 7-6 北条
7/19 今治西 7-2 宇和
7/21 吉田 0-6 今治北
7/21 今治工 11-1 今治南
7/21 伊予 5-3 三島
7/18 済美 6-9 新居浜商
7/19 南宇和 4-6 東温
7/19 宇和島南 0-3 聖カタリナ
7/19 済美平成 0-10 土居
7/18 新田 11-1 新居浜西
7/21 松山工 1-3 小松
7/21 松山南 3-6 愛媛大付
7/21 松山中央 6-3 北宇和
【3回戦】
7/22 松山聖陵 5-4 西条
7/22 松山商 0-1 今治東
7/23 今治西 3-7 今治北
7/23 今治工 13-3 伊予
7/22 新居浜商 2-3 東温
7/22 聖カタリナ 12-3 土居
7/23 新田 13-6 小松
7/23 愛媛大付 1-0 松山中央
【準々決勝】
7/24 松山聖陵 7-3 今治東
7/25 今治北 5-2 今治工
7/24 東温 5-2 聖カタリナ
7/25 新田 10-0 愛媛大付
【準決勝】
7/27 松山聖陵 7-1 今治北
7/27 東温 1-4 新田
【決勝】
7/28 松山聖陵 3-2 新田
※松山聖陵は初出場


◆四国地区の注目校や組み合わせはコチラ
⇒【香川】センバツ準優勝の高松商と高松商に強い小豆島の2強か
⇒【徳島】5年連続の甲子園を狙う鳴門を軸に生光学園、城南の優勝争いか
⇒【高知】明徳義塾が大本命。高知、土佐、高知商が追いかける展開か

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高校野球 夏の選手権予選・各地方大会の日程


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