高校野球・夏の熊本予選 鍛冶舎巧監督率いる秀岳館と村上宗隆選手の九州学院の一騎打ちか【2016年】

2016年7月10日(日)から開幕する高校野球選手権熊本大会。昨年は九州学院が優勝し5年ぶり8回目の甲子園出場を決めましたが2016年度はどのような大会になるのでしょうか。2015年秋季大会、2016年春季大会の振り返りと2016年夏の注目校、組み合わせを見ていきたいと思います。

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2015年秋季熊本大会

ベスト8に進出したのは有明、九州学院、城北、千原台、東海大星翔、鎮西、開新、秀岳館。有明−九州学院は、1点を追いかける九州学院が4回裏に3点を挙げ逆転に成功。7回裏にも1点を追加した九州学院が、有明の9回表の反撃を2点でしのぎ4-3で勝利。城北−千原台は、4点ビハインドで迎えた5回表に城北が1点を返すと、8回表に一気に7得点で逆転。9回にも追加点を挙げた城北が9-4で勝ちました。

東海大星翔−鎮西は、初回に3点を先制した東海大星翔が、鎮西打線に反撃を許さず7-0の完封勝ち。開新−秀岳館は、3回裏に秀岳館が3点取り先制。開新も4回表に2点を返して1点差に詰め寄りますが3-2で秀岳館が逃げ切り勝ち。

準決勝の城北−九州学院は、初回に1点を先制した九州学院が4回裏にも2点を追加。城北も6回表に1点を返しますが反撃もここまで。3-1で逃げ切った九州学院が決勝進出を決めました。東海大星翔−秀岳館は、1回裏に3点を先制した秀岳館が、東海大星翔にペースを与えず8-1の8回コールド勝ちで決勝に進出。

九州学院−秀岳館の決勝戦は、1回表に九州学院が4点を先制。秀岳館も1回裏に1点を返すと3回、4回にも得点を挙げ4-4の同点に。6回表に1点を勝ち越された秀岳館は、その裏に2点を取り逆転に成功。8回裏に追加点を取った秀岳館が8-5で勝ち優勝しました。秀岳館と九州学院は九州大会に出場。九州学院は2回戦で敗れましたが、秀岳館は快進撃を続け優勝。選抜出場を果たしました。

2016年春季熊本大会

選抜に出場した秀岳館は、熊本大会には出場せず九州大会からの出場。ベスト8に進出したのは必由館、専大玉名、文徳、千原台、東海大星翔、有明、九州学院、熊本国府。必由館−専大玉名は、4回表に必由館が1点を先制するも、6回裏に専大玉名が1点を返し同点。9回までに決着はつかず1-1のまま延長戦に。11回表に1点を奪い勝ち越した必由館が2-1で勝ちました。

文徳−千原台は、1回裏に千原台が先制しましたが、2回表に同点、3回表に勝ち越した文徳が3-1で勝利。東海大星翔−有明は、4回表に2点を先制した東海大星翔に対し、有明も4回裏に1点を返して2-1。しかし7回表に東海大星翔が一挙8点を挙げ、終わってみれば10-1の7回コールド。九州学院−熊本国府は、お互いに点を取り合い8回を終えて3-3の同点。9回表に1点を挙げた九州学院が熊本国府を振り切り4-3で勝ちました。

準決勝の必由館−文徳は、0-0のまま迎えた7回裏、文徳が1点を先制。結局この1点を守り切った文徳が1-0で勝ち決勝進出。東海大星翔−九州学院は、初回に1点を先制した九州学院が、同点とされた直後の4回裏に2点を挙げ突き放すと、粘る東海大星翔を振り切って4-2で勝利。九州学院は秋春連続の決勝進出。

九州学院ー文徳の決勝戦は、5回表に九州学院が1点を先制。8回裏に文徳も1点を返し1-1の同点のまま延長戦に突入。13回表に九州学院が1点を取り勝ち越すが、13回裏に文徳も1点を取り再び同点に。14回表、4点を奪った九州学院がその裏を0点で抑えて6-2で勝ち優勝しました。秀岳館と九州学院が九州大会に出場しましたが、ともに初戦敗退となってしまいました。

九州学院(私立・熊本市)

昨年代表校で昨秋準優勝、今春優勝。昨夏の甲子園で1年生スラッガーとして清宮幸太郎選手(早稲田実)とともに注目を集めた肥後のベーブルースと言われる村上宗隆選手や走攻守のバランスが良くパワーもある松下且興選手らの打線が魅力のチーム。村上選手は昨秋、一塁手から捕手に転向しておりバッティングだけでなくリード面でも注目したい。優勝すれば2年連続9回目の甲子園。

秀岳館(私立・八代市)

昨秋は県大会、九州大会で優勝し明治神宮大会に出場。センバツではベスト4まで進出しました。選抜でも好投した有村大誠、堀江航平、田浦文丸投手らの投手陣と、攻守の要の九鬼隆平選手や甲子園でホームランも放った天本昂佑選手、松尾大河選手らの攻撃陣がかみ合えば優勝か。選手の多くは鍛冶舎監督が監督を務めていた大阪の『オール枚方ボーイズ』の教え子。優勝すれば15年ぶり2回目の甲子園。

東海大星翔(私立・熊本市)

昨秋、今春ともにベスト4。秋の準決勝では秀岳館に、春の準決勝は九州学院に敗れましたが、この2チームとの試合以外はコールド勝ちが多く打線が好調。この好調を維持して夏の大会を迎えれば甲子園も夢ではなさそう。2012年4月に東海大二から変更した校名の正式名称は東海大学付属熊本星翔高等学校。優勝すれば33年ぶり2回目の甲子園です。

有明(私立・荒尾市)

昨秋、今春ともにベスト8。秋の準々決勝では1点差で敗れましたが最後まで九州学院を苦しめました。注目度も高くドラフト候補としても名前が挙がっている強肩強打の捕手、内村僚選手の活躍にも期待。優勝すれば甲子園初出場。

開新(私立・熊本市)

昨秋ベスト8。大勝は少ないが接戦に強い印象。秋の準々決勝では2-3で敗れたものの秀岳館と互角の勝負を演じました。僅差の試合を確実にモノにできればダークホース的な存在になりそう。優勝すれば初の甲子園出場。

ルーテル学院(私立・熊本市)

昨秋は1回戦、今春は3回戦で敗退していますが注目選手として名前が挙がっている山下幹弘投手が前評判通りのピッチングを続ければ上位進出も可能か。ただ、近年の成績を見る限りでは優勝までは厳しそうです。優勝すれば初の甲子園です。

熊本国府(私立・熊本市)

今春はベスト8止まりも昨春は県大会を制し九州大会に出場したチーム。昨年の主力選手も抜け現状は厳しいかもしれませんが一発逆転で初の甲子園を狙います。

熊本工(公立・熊本市)

昨秋2回戦の開新戦、今春3回戦の有明戦は、ともに接戦の末に敗れましたが過去甲子園20回出場の名門校。走攻守でチームを引っ張る溝越圭太選手を中心に3年ぶり21回目の甲子園を狙います。

秀岳館と九州学院の一騎打ちか

監督就任時に『3年で日本一になる』と公言してから3回目の夏を迎える秀岳館。選抜ではベスト4まで勝ち進み、3年での全国制覇も可能なポジションまできています。この秀岳館と一騎打ちになりそうなのが、昨夏は1年生ながら夏の大会初打席で満塁ホームラン放った村上宗隆選手がいる九州学院。現状ではこの2チームが頭一つリード。順調に勝ち進めば、直接対決で勝った方が甲子園に出場する可能性が高そうです。この2チームが大会序盤で姿を消すようなことがあれば混戦状態になるのではないでしょうか。4月に発生した熊本地震の影響で練習不足などが心配ですが熱い戦いになることを期待したいです。

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2016年高校野球選手権熊本大会 組み合わせ

【抽選日】6月23日(木)
【使用球場】藤崎台県営野球場・県営八代球場・山鹿市民球場
【入場料金】無料

【1回戦】
7/10 熊本西 8-1 大津
7/10 熊本学園大付 1-3 済々黌
7/11 小川工 2-3 人吉
7/12 有明 2-6 八代東
7/12 熊本工 11-1 荒尾・南関・岱志(連合)
7/12 熊本第二 5-3 熊本農
7/12 天草 6-3 真和
7/12 牛深 8-4 高専熊本
7/12 宇土 5-4 松橋
7/12 南稜 10-2 八代清流
7/14 文徳 17-0 天草倉岳
7/14 城北 8-0 芦北
7/14 湧心館 10-3 鹿本農
7/14 熊本 1-2 熊本北
7/14 鹿本商工 1-8 翔陽
7/14 専大玉名 4-2 開新
7/14 小国 0-11 多良木
7/14 ルーテル学院 10-2 高専八代
7/15 東海大星翔 7-0 天草工
7/15 甲佐 8-9 鎮西
7/15 玉名工 2-5 千原台
7/15 上天草 3-2 鹿本
7/15 球磨工 1-6 水俣
7/15 玉名 1-4 熊本国府
7/16 八代 1-8 九州学院
7/16 熊本第一 3-6 熊本商
7/16 阿蘇中央 5-3 苓明・苓洋・天草拓心(連合)
7/16 必由館 8-0 御船
7/16 高森 1-8 菊池農
7/16 八代工 11-3 八代農
7/17 東稜 13-0 矢部
【2回戦】
7/17 秀岳館 9-2 熊本西
7/17 済々黌 5-0 人吉
7/17 八代東 1-3 熊本工
7/17 熊本第二 5-2 天草
7/17 牛深 4-3 宇土
7/18 南稜 0-11 文徳
7/18 城北 17-0 湧心館
7/18 熊本北 8-4 翔陽
7/18 専大玉名 11-13 多良木
7/18 ルーテル学院 4-2 東海大星翔
7/18 鎮西 1-9 千原台
7/19 上天草 6-10 水俣
7/19 熊本国府 7-8 九州学院
7/19 熊本商 6-4 阿蘇中央
7/19 必由館 23-0 菊池農
7/19 八代工 6-0 東稜
【3回戦】
7/20 秀岳館 12-2 済々黌
7/20 熊本工 11-1 熊本第二
7/20 牛深 1-9 文徳
7/21 城北 7-1 熊本北
7/21 多良木 1-3 ルーテル学院
7/21 千原台 3-2 水俣
7/22 九州学院 8-3 熊本商
7/22 必由館 15-4 八代工
【準々決勝】
7/23 秀岳館 7-6 熊本工
7/23 文徳 5-3 城北
7/23 ルーテル学院 0-3 千原台
7/23 九州学院 3-1 必由館
【準決勝】
7/25 秀岳館 7-1 文徳
7/25 千原台 1-3 九州学院
【決勝】
7/26 秀岳館 13-2 九州学院
※秀岳館は15年ぶり2回目


◆九州地区の注目校や組み合わせはコチラ
⇒【福岡】梅野雄吾や濱地真澄などドラフト候補の好投手に注目
⇒【佐賀】野中翔太、龍野瞳依の佐賀商が優勝候補筆頭か
⇒【長崎】海星、長崎日大、大村工が実力上位か
⇒【大分】注目選手の多い明豊がリードか
⇒【宮崎】富島が初の甲子園切符を手にできるか
⇒【鹿児島】鹿実や樟南が有力もれいめい・太田龍投手に注目
⇒【沖縄】大混戦?八重山や美来工科にも注目

◆その他の地区はコチラから
高校野球 夏の選手権予選・各地方大会の日程


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