ラグビーワールドカップ2015 日本が決勝トーナメントに進出するための条件

10月3日(土)に3戦目となるサモア戦に挑むラグビーワールドカップ2015日本代表チーム。初戦の南アフリカ戦で劇的な逆転勝利を飾り、連勝を期待された2戦目のスコットランド戦は後半に突き放されて惜しくも敗戦。

1勝1敗の勝ち点4で現在4位につける日本ですが、残り2試合の結果次第で決勝トーナメント進出の可能性は残されています。ラグビーの勝ち点のつけ方は少し複雑なのでややこしいのですが、日本が決勝トーナメントに進出するための条件を見ていきたいと思います。(10月4日、8日、11日に追記あり)

日本は予選リーグ(プール)で南アフリカ、スコットランド、サモア、アメリカとともにB組に入っており、各国が2試合ずつを終えた10月2日現在の順位表は以下のようになっています。

順位 チーム 勝点
1 スコットランド 2 0 0 10
2 南アフリカ 1 1 0 7
3 サモア 1 1 0 4
4 日本 1 1 0 4
5 アメリカ 0 2 0 0

予選リーグで2位以内に入れば決勝トーナメントに進出できますが、ラグビーは負けても条件をクリアすればボーナスポイントを獲得することができるので、たとえ負けたとしてもボーナスポイントでの勝ち点を獲得できるかが重要なポイントとなってきます。

しかし日本は南アフリカに勝ったもののボーナスポイントの2点を献上してしまったこと、スコットランドにもボーナスポイント1点を献上してしまったこと、そして日本はどちらの試合でもボーナスポイントを獲得できなかったことが響き、残り試合に連勝しても予選リーグを突破できない可能性もあります。

ただ、決勝トーナメント進出の可能性も十分に残っています。決勝トーナメントに残れるか否かの分かれ道になりそうなのが10月3日(22:30〜)のサモア戦と10月4日(0:45〜)に行われる南アフリカ−スコットランドの一戦です。

日本にとっては南アフリカ−スコットランドの試合結果も予選を突破できるかの大きなカギとなりそうなので、日本がサモア戦で獲得した勝ち点別に決勝トーナメント進出できる可能性を探ってみたいと思います。

サモア戦の結果がこうなると…

日本が勝ち点5(4トライ以上あげて勝利)
南アフリカ−スコットランドの結果に関係なく最終戦まで決勝トーナメント進出の可能性あり。スコットランドが勝ち点5をあげた場合は1位突破の可能性は消滅。

日本が勝ち点4(4トライ以下での勝利)
南アフリカ−スコットランドの結果に関係なく最終戦まで決勝トーナメント進出の可能性あり。スコットランドが勝ち点4以上だと1位突破の可能性は消滅。

日本が勝ち点3(4トライ以上あげての引分け)
南アフリカ−スコットランドの結果に関係なく最終戦まで決勝トーナメント進出の可能あり。スコットランドが勝ち点3以上をあげると1位突破の可能性は消滅。

日本が勝ち点2(4トライ以下で引分け)
南アフリカが4トライ以上で勝利(勝ち点5)かつスコットランドが4トライ以上をあげ7点差以内の敗戦(勝ち点2)の場合に限り、日本の決勝トーナメント進出の可能性は消滅。スコットランドが勝ち点2以上か南アフリカが勝ち点5だと1位突破の可能性は消滅。

日本が勝ち点1(7点差以内の敗戦か4トライ以上をあげ7点差以上での敗戦)
南アフリカが勝ち、スコットランドがボーナスポイント1以上を獲得する敗戦の場合、予選リーグ敗退が決定。それ以外の場合は決勝トーナメント進出の可能性は残りますが非常に厳しい状況に追い込まれます。日本の勝ち点が1の時点で1位突破の可能性は消滅。

日本が勝ち点0(4トライ以下かつ7点差以上での敗戦)
南アフリカが勝ち点3以上あげると予選リーグ敗退決定。南アフリカが勝ち点2以下の場合のみ決勝トーナメント進出の可能性が残るが、非常に厳しい状況になります。日本の勝ち点が0の段階で1位突破の可能性は消滅。

これらの状況から日本は最低でもサモア戦で勝ち点3以上を獲得したいところです。理想としては日本が勝ち点5を獲得し、南アフリカが負けるか勝ち点2での引分け。もしくは日本が勝ち点4を獲得し南アフリカが勝ち点1以内で負けることです。

こうなれば日本の勝ち点が南アフリカと並ぶか上回ることになり、並んだ場合でも直接対決で勝った日本が上位になるため、最終戦のとなるアメリカ戦での自力突破が可能となります。

現段階では予選リーグ突破の条件が厳しめとなっていますが10月4日の南アフリカ−スコットランドが終了した時点で日本が有利な状況になっていることを祈りたいですね。

この一戦が終了した後、日本の決勝トーナメント進出の可能性が残っておれば、最終戦での予選突破条件を追記したいと思います。まずは全力でサモア戦を応援しましょう!

※10月4日追記

日本VSサモアと南アフリカVSスコットランドの試合が終了しました。日本はサモアに26-5で勝利し、勝ち点4を獲得したことによって決勝トーナメント進出の望みを最終戦まで繋ぐことができました。

日本としては最高の結果だったのですが、南アフリカとスコットランドの試合は34-16で南アフリカが勝ってしまいました。理想としてはスコットランドに勝ってもらいたかったのですが。でも、終わったものは仕方ないので現在の順位表を見ていきましょう。

順位 チーム 勝点
1 南アフリカ 2 1 0 11
2 スコットランド 2 1 0 10
3 日本 2 1 0 8
4 サモア 1 2 0 4
5 アメリカ 0 2 0 0

このような順位になっています。この段階でサモアとアメリカの予選リーグ敗退が決定しましたので、南アフリカ、スコットランド、日本の3チームによる争いになりました。

最終戦を残しての勝ち点は南アフリカが11、スコットランドが10、日本が8となっています。この3チームの直接対決はすでに終了していますので日本が少し不利な状況となっています。

最終戦となるアメリカ戦に日本が勝てば無条件で決勝トーナメント進出が決まる状況になっているのが理想的だったのですが、残念ながら現段階では他力本願になってしまっています。

また、日程面で見ても10月8日に南アフリカ−アメリカ、10月10日にサモア−スコットランド、10月12日にアメリカ−日本となっています。日本の最終戦の前に南アフリカとスコットランドは最終戦を終えていますので、この段階で南アフリカもスコットランドも勝ち点3以上を獲得していると日本の予選リーグ敗退が決定してしまいます。

では、どのような状況になれば決勝トーナメント進出の可能性を残してアメリカ戦を迎えることができるのか見ていきたいと思います。

決勝トーナメント進出への最低条件

アメリカとの最終戦が決勝トーナメント進出をかけた大一番になるためには、日本の結果次第で南アフリカかスコットランドの勝ち点に並ぶか上回ることができる状況にあることが最低条件となります。

なので南アフリカがアメリカ戦で、スコットランドがサモア戦で獲得する勝ち点別に日本がアメリカ戦でどうすれば決勝トーナメントに進出できるのかを見ていきます。

南アフリカが勝ち点0だった場合
日本は南アフリカに直接対決で勝ってるため勝ち点で並ぶと日本が上位になります。そのため勝ち点3以上(4トライ以上あげての引分けか勝利)をあげると決勝トーナメントに進出が決まります。

南アフリカが勝ち点1だった場合
日本がアメリカに勝つ(勝ち点4以上をとる)ことが最低条件となります。勝てば決勝トーナメントに進出、引き分け以下(勝ち点3以下)だと南アフリカを逆転することはできません。

南アフリカが勝ち点2だった場合
勝ち点5が必要となるため4トライ以上あげて勝つと決勝トーナメント進出となります。4トライ以下での勝利(勝ち点4)だと南アフリカを逆転することはできません。

南アフリカが勝ち点3以上だった場合
この時点で日本が南アフリカを逆転することが不可能となります。

スコットランドが勝ち点0だった場合
日本は直接対決でスコットランドに負けているため勝ち点で並んだ場合はスコットランドが上位となります。そのため日本は勝ち点3以上(4トライ以上での引分けか勝利)で決勝トーナメント進出が決まります。

スコットランドが勝ち点1だった場合
日本は勝ち点4以上(勝利)で決勝トーナメント進出となります。勝ち点3以下だとスコットランドを上回ることができません。

スコットランドが勝ち点2だった場合
日本はアメリカに4トライ以上あげて勝ち、勝ち点5を獲得すると決勝トーナメント進出が決まります。非常に厳しい条件となっています。

スコットランドが勝ち点3以上だった場合
この時点で日本がスコットランドを逆転するのは不可能となります。

少し分かりにくかったかもしれませんが簡単にまとめると、日本が最終戦のアメリカ戦を迎える前に予選リーグ敗退が決まってしまう可能性があること。アメリカ戦に決勝トーナメント進出の望みを繋ぐためには、南アフリカ、スコットランドの両チームが最終戦で勝ち点3以上を獲得しないこと。

南アフリカとスコットランドのどちらか1チーム、もしくは両チームが最終戦で勝ち点0だったとしても日本は最終戦のアメリカ戦で勝ち点3以上(4トライ以上での引分け)を獲得しないと決勝トーナメントに進出できないこと。となっています。

勝敗では南アフリカとスコットランドに並んでいるのにボーナスポイントを獲得できていなかったことにより自力で予選リーグ突破ができないことは悔やまれますが、奇跡が起きることを信じて南アフリカ戦のアメリカとスコットランド戦のサモアを応援したいなと思います。

※10月8日追記

南アフリカ−アメリカの試合は64-0で南アフリカが10トライをあげて勝ち、勝ち点5を獲得しました。この結果、南アフリカの勝ち点は16となり1位が確定しました。

順位 チーム 勝点
1 南アフリカ 3 1 0 16
2 スコットランド 2 1 0 10
3 日本 2 1 0 8
4 サモア 1 2 0 4
5 アメリカ 0 3 0 0

これで日本は南アフリカを上回る可能性はなくなり、日本の決勝トーナメント進出の可能性は10月10日(土)22:30〜のサモア−スコットランドの試合結果に大きく左右されることとなります。

スコットランドの勝ち点が2以下なら、日本は最終戦の結果次第で決勝トーナメント進出の可能性が残りますがスコットランドが勝ち点3以上を獲得してしまうと残念ながら、この段階で日本の予選リーグ敗退が決まってしまいます。

日本の最終戦は消化試合でなく決勝トーナメント進出をかけた熱い戦いが観たいのでサモアがスコットランドに勝ってくれることを期待しています。

※10月11日追記

スコットランドがサモアに36-33で勝ち、勝ち点4を獲得しました。スコットランドの総勝ち点は14となり、日本はアメリカ戦で勝ち点5を獲得しても総勝ち点は13でスコットランドに追いつかないため、決勝トーナメント進出の可能性はなくなりました。

前半が終わってサモアがリードしていたので期待していたのですが残念でした。決勝トーナメント進出は逃してしまいましたが、最終戦のアメリカ戦で勝てばラグビーワールドカップ史上初の3勝しての予選リーグ敗退チームとなります。

初の決勝トーナメント進出は2019年の日本大会に期待したいと思います。最終戦は10月12日の午前4時(日本時間)からで早朝になりますが、感動させてもらった感謝の気持ちを込めて応援したいと思います。しかし、悔しいですね。


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