世界陸上マラソン代表の前田彩里(まえださいり)が持つギネス記録とは?

世界陸上2015北京大会の女子マラソン代表の前田彩里(まえださいり)選手。

2014年の大阪国際女子マラソンで衝撃的なデビューを果たした前田彩里選手でしたが、この大会でなんとギネス記録を更新していたのです。

母親と二人三脚で作ったギネス記録

前田彩里選手の母親である前田淳子さんも熊本CAC所属の現役マラソン選手なのですが、前田彩里選手の初フルマラソンとなった2014年の大阪国際女子マラソンに前田淳子さんも選手として出場していました。

当時、佛教大学所属の前田選手は一般参加で出場していたにもかかわらず驚異的な後半の粘りとスタミナを見せ、日本人としては赤羽有紀子選手に次ぐ2位で総合でも4位に入りシンデレラガールとして注目されるようになりました。

この時のタイムは2時間26分46秒。1996年に松本こずえ選手(中央大学)が記録した2時間31分46秒という日本学生記録を大幅に更新。これだけでも初フルマラソンとしては素晴らしい記録なのですが、一緒に出場していた母親の記録もすごかったのです。

50歳で40回目のフルマラソンに挑んだ母親は2時間55分24秒で完走しました。娘の前田彩里選手との合計タイムは5時間22分10秒。この合計タイムが親子によるマラソンギネス記録を更新したのです。

従来の記録はアメリカの親子が記録していた5時間30分21秒。しかも父親と息子の男性2人で作られた記録で、女性2人で8分以上も上回ったのは驚異的ですね。

前田彩里選手の勝負根性がすごい

母親とのギネス記録もすごいの一言なのですが、前田選手自身の勝負根性もすごいのです。

初のフルマラソンとなった2014年の大阪国際女子マラソンでしたが、このレース前までは練習でも30kmを走ったのが最長だったというのです。

普通に考えると未知の世界でもある30km以降は苦しくなるはずなのですが、30km〜35kmまでのタイムが16分59秒で優勝したガメラシュミルコ選手(ウクライナ)や2位の赤羽有紀子選手のタイムを上回っていたのです。

これだけでなくフルマラソン2戦目となった2015年3月の名古屋ウィメンズマラソンでは15km過ぎの給水所で世界陸上北京大会の10000m日本代表の小原玲と接触して転倒して手足を強打。膝を擦りむきながらも日本人トップの総合3位となる2時間22分48秒の日本女子歴代8位の好記録でゴール。

2戦目にして日本人選手としては8年ぶりとなる2時間22分以内の記録で世界陸上北京大会の切符を手にしました。

今まで経験したことのない30kmを過ぎて苦しいはずなのに、そこから力を発揮した1戦目。転倒して膝から血を流しながらも日本女子歴代8位のタイムをマークした2戦目。相当の勝負根性がなければこのような結果は残せなかったと思います。

2015年8月30日の世界陸上北京大会の女子マラソンは前田選手自身3戦目のフルマラソンとなりますが、2戦目は1戦目よりも約4分タイムを縮めた成長力、どんな状況でもあきらめない勝負根性、そして後半も失速しないスタミナ。

相手は世界の強豪ばかりですが、ゴールした時にかわいい笑顔を見せてくれることにも期待したいと思います。


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